イスラエルで3人死亡 イランの「報復」攻撃による死者は初めて

2025/06/14 15:32 

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 イスラエル中部で14日、イランのミサイル攻撃により、少なくとも3人が死亡した。イスラエルメディアが伝えた。13日に始まったイランのミサイル攻撃で死者が出たのは初めて。イスラエルもイランに対する攻撃を激化させており、衝突の規模が拡大している。

 報道によると、中部リション・レジオンでは住宅地にミサイルが直撃し、60代の女性と40代の男性が死亡したほか、少なくとも19人が負傷した。商都テルアビブ近郊ラマトガンでもミサイルが着弾し、60代の女性が死亡した。一連の攻撃による負傷者は少なくとも70人に達した。

 イランは13日、イスラエルによる核施設などへの空爆の報復攻撃を本格化させ、イスラエル各地に弾道ミサイルなどを発射した。攻撃は14日も続いており、イラン側はこれまでに150カ所の標的を攻撃したとしている。

 一方、イランメディアによると、イランの首都テヘランの国際空港が14日、イスラエル軍の空爆を受けた。軍用機の格納庫が標的になったとみられる。【カイロ金子淳】

毎日新聞

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