参院岩手選挙区 国民県連、候補擁立見送りへ 山尾氏巡り説明も要求

2025/06/14 14:33 

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 国民民主党岩手県連は14日、盛岡市内で常任幹事会を開き、今夏の参院選岩手選挙区(改選数1)に候補者を擁立しない方針を明らかにした。党本部に上申する。

 各種世論調査で国民の政党支持率が上昇。候補者を擁立した場合、与野党ともに影響を受けるため、動向が焦点だった。玉木雄一郎代表は5月に盛岡市を訪れた際、「なんとか擁立できないか模索を続けたい」と語っていた。

 軽石義則県連代表は常任幹事会後の記者会見で、比例代表を中心に党勢拡大を図る方針を説明。選挙区で他党の候補者は推薦しないとした。

 また、比例代表で立候補を予定していた山尾志桜里元衆院議員の公認内定と公認見送りについて、軽石代表は党本部に対して「我々にも支持者にも、なぜそうなったのか明確に説明を求めたい」と語った。比例代表の候補予定者について「我々もすべて説明を受けたわけではない。不透明感を感じているのが現実だ」と苦言を呈した。

 岩手選挙区に立候補を表明しているのは、自民党元職で元復興相の平野達男氏(71)=公明党推薦▽立憲民主党現職で元パラリンピック選手の横沢高徳氏(53)▽参政党新人で会社員の及川泰輔氏(46)。【山田英之】

毎日新聞

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