千葉・市川市議、収支報告書出さず 政務活動費96万円を市へ返還

2025/06/13 23:11 

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 千葉県市川市の松永鉄兵市議(51)が2024年度に支給された政務活動費の収支報告書を期限までに提出せず、市長から96万円の返還命令を受け、全額返還したことが分かった。

 市川市議会では条例により、議員1人あたり月8万円(年96万円)の政務活動費が支給される。使途は調査研究などに必要な経費に限られ、領収書などを添付した収支報告書を提出する必要がある。

 市議会事務局によると、24年度の収支報告書の提出期限は25年4月30日。その後、事務局が再三の催促をしたが、松永氏は提出しなかった。市長が条例に基づいて5月26日付で返還命令を出し、松永氏が同28日付で96万円を返還した。

 市議会は13日の本会議で、松永氏に説明を求める決議を賛成多数で可決した。松永氏は毎日新聞の取材に「一部集まらない領収書があり、事務局と話をしている中で、突然、返還命令が出された。議会で説明するつもりだ」と話した。【石塚孝志】

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