石破首相とトランプ氏が会談、関税交渉継続で一致 G7開幕

2025/06/17 08:11 

 石破茂首相は16日午後(日本時間17日午前)、主要7カ国首脳会議(G7サミット)が開幕したカナダ西部カナナスキスでトランプ米大統領と約30分間、会談した。トランプ政権による自動車関税や「相互関税」の引き下げに向けた協議について交渉を継続していくことで一致した。

 トランプ政権は米国外で作られた自動車に対する25%関税や、大部分の輸入品にかかる「相互関税」を発動している。相互関税は全ての国に一律に課す10%と、各国の貿易赤字額などに応じて上乗せされており、日本は計24%。ただ上乗せ分は、7月9日まで発動が延期されている。

 日本は自動車を含めた一連の「トランプ関税」の見直しを求めており、赤沢亮正経済再生担当相がベッセント財務長官らと協議を続けてきた。赤沢氏は13日にも米ワシントンで6回目の閣僚協議を行い、「合意の可能性を探った」と述べていた。【カナナスキス田所柳子、バンフ(カナダ西部)古川宗】

毎日新聞

国際

国際一覧>