「キング」カズ58歳がプロ40周年 三重ダービーが記念試合に

2025/06/21 07:30 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)・アトレチコ鈴鹿は、三重県鈴鹿市の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で7月6日に行われるヴィアティン三重戦を「三浦知良選手プロ40周年特別記念試合」として開催すると発表した。「三重ダービー」が行われるピッチの内外で、レジェンドが迎えた節目の年を盛り上げる。

 「カズ」が愛称の三浦選手は高校を中退してブラジルに渡り、18歳でプロ契約を結んだ。58歳で迎えた今季はけがで出遅れたものの、今月15日のYSCC横浜戦に後半途中から今季初出場を果たし、自身が持つリーグ最年長出場記録を58歳109日に更新した。

 アトレチコ鈴鹿の斉藤浩史オーナーは「試合に出て、どういうパフォーマンスをしてくれるか。期待している」と語る。

 また、試合のスポンサーを務める医療機器メーカー「コスモヘルス」(本社・東京都)の小塚崇史社長は昨年、三浦選手が練習時間よりも体のケアの時間の方が長いと話していたことに感銘を受けたことを明かし、「50代でも夢を追いかけることの素晴らしさと健康を維持するモチベーションを伝えたい」と話した。

 当日は、三浦選手の背番号11がプリントされた特製シャツが先着2000人にプレゼントされるほか、40年の選手生活や幼少期からの思い出の写真やユニホームを限定公開する「KINGKAZUミュージアム」の展示が行われる。

 また、三浦選手と親交の深い元サッカー日本代表の松井大輔さん、北沢豪さん、前園真聖さんによるトークショーも行われる。

 当日のイベントは午後3時ごろから順次開始予定で、試合は午後6時キックオフ。チケットは大人2000円、高校生800円、中学生以下無料。【長谷山寧音】

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>