プーチン氏、金正恩氏と電話協議 朝鮮半島解放80年の祝辞伝える

2025/08/13 07:54 

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 ロシアのプーチン大統領は12日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記と電話協議し、15日に朝鮮半島が日本の植民地支配から解放されて80年を迎えるにあたり祝辞を伝えた。露大統領府が発表した。米アラスカ州で15日に実施予定の米露首脳会談についても情報を共有したとしている。

 一方、北朝鮮の朝鮮中央通信も13日、プーチン氏と金氏の電話協議の内容を報じた。韓国の聯合ニュースは、北朝鮮メディアが最高指導者と外国首脳の電話協議の内容を公表したのは初めてだと伝えた。

 金氏は「今後もロシア指導部が取る全ての措置を全面的に支持する」と述べたという。

 露大統領府によると、露朝の両首脳は、昨年6月に締結した包括的戦略パートナーシップ条約に基づき、友好関係やあらゆる方面での協力についてさらなる発展に取り組むことを確認した。今後も首脳同士の接触を図ることでも合意した。

 また、プーチン氏は、露西部クルスク州でのウクライナ軍による越境攻撃に対して、露軍の支援のために北朝鮮軍が参戦したことに改めて言及した。北朝鮮兵の「英雄的行為」や「自己犠牲の精神」を高く評価したとしている。【モスクワ山衛守剛、ソウル福岡静哉】

毎日新聞

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