<1分で解説>トランプ氏、プーチン氏から「聞き取り」 15日会談

2025/08/14 13:11 

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 米アラスカ州で15日、トランプ米大統領とプーチン露大統領による米露首脳会談が開かれる予定です。ロシアの侵攻を受けるウクライナは参加しません。米ホワイトハウスのレビット報道官は12日の記者会見で、トランプ氏がプーチン氏から「聞き取り」をすることが会談の趣旨だと説明し、今回の会談での停戦合意に否定的な考えを示しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「米露首脳会談とウクライナ情勢」を解説します。

Q 米露首脳会談はどこで開かれるの?

A レビット氏はアラスカ州の最大都市アンカレジで行われると明らかにしました。

Q どうしてウクライナが参加しないのかな。

A ロシアによるウクライナ侵攻について話し合う場ですが、ロシア側がウクライナの参加に否定的だったため、今回は米国とロシアだけの会談になりました。

Q 停戦はできそうなの?

A 停戦にはロシアとウクライナの両方が合意する必要があるとレビット氏は強調しています。

Q トランプ氏は何をするの?

A 「トランプ氏がこの戦争を終わらせるための方法をより深く理解することが会談の目的だ」とレビット氏は説明しています。プーチン氏の主張を聞き取った上で、合意が可能かを判断するようです。

Q ロシアはどんな条件を出しているの?

A 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、ロシア側は停戦と引き換えに、ウクライナ東部ドンバス地域(ルハンスク、ドネツク両州)からウクライナが軍を撤退させることを求めています。

Q ウクライナはその条件を受け入れるの?

A ロイター通信によると、ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、ドンバス地域からの撤退を提案されても拒否すると表明し、領土を巡る問題は、ロシアが停戦に合意した後に協議すべきだと主張しています。

毎日新聞

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