フーシ派無人機がイスラエルの空港を直撃、1人軽傷 迎撃失敗か

2025/09/07 22:13 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 イスラエル南部のラモン空港で7日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派の無人航空機(ドローン)が旅客ターミナルに直撃し、1人が軽傷を負った。イスラエルメディアが報じた。イスラエル軍によると、直前にドローンの飛来を知らせるサイレンは鳴っておらず、探知や迎撃に失敗したとみられる。

 イスラエルは8月28日、イエメンの首都サヌアを空爆し、フーシ派の「首相」や「閣僚」らを殺害。フーシ派は報復を宣言していた。

 今回の空港攻撃を受けて、今度はイスラエルが報復するとみられ、攻撃の応酬が激化する可能性がある。

 フーシ派は長距離飛行が可能なミサイルやドローンを保有している。パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスに連帯を示しており、2023年10月にイスラエルとハマスの戦闘が始まって以降、イスラエルへのミサイルやドローンによる攻撃を続けている。【エルサレム松岡大地】

毎日新聞

国際

国際一覧>