中国軍、空母「福建」が台湾海峡通過と発表 南シナ海へ試験航海

2025/09/12 17:18 

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 中国海軍の報道官は12日、新型国産空母「福建」が台湾海峡を通過し、南シナ海へ向かったと発表した。試験航海と訓練を目的とし「特定の目標に向けられたものではない」としている。福建は年内の就役に向けて最終の調整段階にあるとされている。

 防衛省は11日、福建が沖縄県・尖閣諸島沖の海域を航行したと発表。日本の領海や接続水域への侵入は確認されていないという。自衛隊が「福建」の航行を確認するのは初めてだった。

 福建は「遼寧」「山東」に続く中国軍3隻目の空母。従来、米軍の空母だけが保有していた、艦載機を射出する「電磁カタパルト」を採用しているのが特徴。【北京・河津啓介】

毎日新聞

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