イスラエル、トランプ氏にカタール空爆を事前通知 米メディア報道

2025/09/16 09:27 

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 米ニュースサイト「アクシオス」は15日、イスラエルがイスラム組織ハマス幹部を標的にカタールで実施した空爆を巡り、ネタニヤフ首相がトランプ米大統領に事前に伝えていたと報じた。イスラエル当局者は「トランプ氏が攻撃を止めたければ、止められただろう」と述べた。

 アクシオスによると、ネタニヤフ氏は、カタールで爆発の報告があった約50分前にトランプ氏に電話をしたという。電話をした時点では、イスラエルはカタールに向けてミサイルを発射しておらず「攻撃を中止できる十分な時間はあった」という。

 9日の空爆後、トランプ氏は米軍からの連絡でイスラエルの攻撃を把握したが「止めるには時間が遅すぎた」と主張していた。

 イスラエルは9日、パレスチナ自治区ガザ地区の停戦交渉の仲介国カタールで、ハマスの幹部ハイヤ氏らを狙った空爆を実施。ハマスはメンバー5人と地元警察官1人が死亡したと明らかにしたが、ハイヤ氏は生存していると主張している。【エルサレム松岡大地】

毎日新聞

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