現場の遺留物から容疑者のDNA カーク氏殺害でFBI長官

2025/09/16 10:05 

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 米西部ユタ州の大学で保守活動家チャーリー・カーク氏(31)が射殺された事件で、連邦捜査局(FBI)のパテル長官は15日、現場近くで見つかったライフル銃を包んでいたタオルなどから検出されたDNA型が、タイラー・ロビンソン容疑者(22)のものと一致したと明らかにした。FOXニュースのインタビューで語った。

 パテル氏によれば、発砲現場とみられる建物の屋上に残された工具から検出されたDNA型も、容疑者と一致したという。パテル氏は、容疑者が事件前に知人に送った通信メッセージや手書きのメモで、カーク氏殺害を示唆していたとも述べた。メモは破棄されていたが、当局が復元したという。メッセージは誰に宛てたものかは明らかにしなかった。

 一方、米紙ワシントン・ポストは15日、容疑者は当局に拘束される前、対話アプリを通じて友人らに事件への関与を打ち明けていたと報じた。自身のアカウントから「悪いニュースがある」「昨日(事件現場の)ユタバレー大学にいたのは自分だ。こんなことになってごめん」などと書き込んでいたという。

 地元検察は16日にも殺人などの疑いで、ロビンソン容疑者を訴追する方針。【ニューヨーク八田浩輔】

毎日新聞

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