<1分で解説>ルーマニアでもクマ被害急増 法律改正案の内容は?
ルーマニア政府がクマの駆除に関し、人間に危害を与えそうな場合は速やかに射殺できるようにする法律の改正案をまとめました。これまでの法律では「まずは脅かして追い払う」などと規定されていましたが、クマによる人への被害が増えていることから、対策を求める声が高まっていました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「ルーマニアのクマ対策」を解説します。
Q 日本でもクマによる被害が増えているけど、ルーマニアはどんな状況なの?
A ルーマニア環境省によると、過去20年間でクマに襲われて26人が死亡し、274人が重傷を負っています。昨年も登山中の19歳の男性が亡くなる事案がありました。
Q どうして被害が増えているの?
A 森林伐採などでクマの住む場所が減り、えさを探して人間の住む地域に迷い込むんでくるとみられます。
Q 今まではどうしていたの?
A 現在の法律では、まずは脅かして追い払ったり、麻酔銃などで捕獲したりすることが定められています。
Q 法律の改正案はどんな内容なの?
A 人やその所有物に危害を加えそうだと判断された場合、警察官らが速やかに射殺できるようにします。
Q ルーマニアにはどれくらいクマがいるの?
A 英紙ガーディアンによると、ルーマニアのヒグマの生息数は約8000頭とされてきましたが、最近の研究では1万3000頭に上るという推定もあります。
Q クマの数を減らすために何かしているの?
A ルーマニア政府は、狩猟者による計画的な駆除も行っていて、2024年には約500頭が駆除されました。これは前年の2倍以上です。
Q それでも被害は減らないの?
A 被害を減らすには今の対策だけでは足りないと考えられ、今回の法律改正案が出されました。
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