米下院、中国の威圧を非難する決議案提出 日本を全面的に支持

2025/12/23 10:19 

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 米連邦下院の民主と共和両党の議員は、日本への威圧を強める中国を非難する決議案を提出した。日本を全面的に支持する内容で、トランプ大統領に同盟国などと連携して中国に対抗するよう促している。

 決議案は19日付で提出され、共和党のヤング・キム議員のほか民主党のアミ・ベラ議員ら3人が名を連ねている。「表現の自由と主権国家が自らの外交政策上の立場を表明する権利は国際関係の基本的な原則だ」と指摘。中国政府に日本への「渡航自粛要請や危険な軍事的挑発の停止」を要求し、建設的な対話への関与を求めた。

 また米大統領に対し、インド太平洋地域の威圧的な経済的・外交的な行動に同盟・友好国と連携して対抗することを要請した。

 米議会では17日にも上院の超党派議員から同様の決議案が提出されている。高市早苗首相の台湾を巡る国会答弁を機に日中関係の悪化が続く中、中国との貿易交渉の進展を重視するトランプ氏は一方への肩入れを避け、ルビオ国務長官らも歩調を合わせている。【ワシントン金寿英】

毎日新聞

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