尹前大統領に懲役5年 逮捕状執行妨害 戒厳令巡る一連の罪で初判決

2026/01/16 15:07 

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 韓国のソウル中央地裁は16日、特殊公務執行妨害罪などに問われた韓国の前大統領、尹錫悦被告(65)に対し、懲役5年を言い渡した。尹被告は大統領だった2024年12月に「非常戒厳」を宣布した後、捜査当局による逮捕状執行を妨害したとして同罪などに問われていた。聯合ニュースが伝えた。

 戒厳令宣布を巡る一連の公判で、尹被告への判決は初めて。

 特別検察は今回の公判とは別に、戒厳令宣布を巡り内乱首謀罪で尹被告に死刑を求刑した。この判決は2月19日に言い渡される。

 高官犯罪捜査庁(高捜庁)は25年1月、内乱首謀容疑で大統領だった尹被告の逮捕を試みた。だが尹被告は大統領警護庁に指示し、逮捕を阻止させた。特別検察は特殊公務執行妨害罪で尹被告を起訴。懲役10年を求刑していた。

 尹被告側は、高捜庁には内乱首謀事件の捜査権が無いとして無罪を主張していた。

 捜査当局は2度目の試みで尹被告を逮捕し、ソウル郊外の拘置所に収監した。憲法裁判所は同年4月、戒厳令の宣布を違憲と判事全員一致で判断。尹被告は大統領職を罷免された。【ソウル福岡静哉】

毎日新聞

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