中英首脳、経済協力強化で一致 長期的パートナー関係発展で合意

2026/01/29 19:19 

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 中国の習近平国家主席と英国のスターマー首相は29日、北京で会談した。

 中国国営新華社通信によると、長期的に安定した包括的戦略パートナーシップを発展させていくことで合意した。経済分野での協力強化も申し合わせた。習政権による香港での民主派弾圧などをきっかけに冷え込んでいた中英関係が、改善に向かう見通しとなった。

 両氏の会談は2024年11月以来。英政府は、英国人の30日未満の中国訪問に対するビザ(査証)免除などで合意したと発表した。

 ロイター通信によると、スターマー氏は会談の冒頭で「我々がより洗練された関係を構築することが重要だ」と強調。習氏は両国関係がどちらにも利益とならない「曲折」を経てきたと指摘した。

 新華社によると、習氏は会談で、米国を念頭に「単独行動主義、保護主義、強権政治が勢いづき、国際秩序が深刻な衝撃を受けている」と言及した。

 「大国が先導しなければ、(弱肉強食の)『ジャングルの世界』に戻ってしまう」と述べ、中英が多国間主義を実践していくべきだと強調した。人工知能(AI)や低炭素技術などの分野で共同研究を進める意向を示した。

 ロイターによると、スターマー氏は会談終了後、ウイスキーの関税引き下げなどで進展があったと説明。香港国家安全維持法違反罪などで有罪判決を言い渡された香港紙「蘋果(ひんか)(りんご)日報」(廃刊)創業者で英国籍を持つ黎智英(ジミー・ライ)氏についても議題に取り上げたと明らかにした。【北京・畠山哲郎、ロンドン福永方人】

毎日新聞

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