金与正氏、部長昇格後も対外宣伝役を継続か 米韓合同軍事演習を非難

2026/03/10 10:54 

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 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)党総務部長は10日、米国と韓国が9日に始めた定例の合同軍事演習について非難する談話を発表した。「敵対勢力の軍事力の示威劇は、ともすると想像を絶するひどい結果を招くかもしれない」と警告した。国営の朝鮮中央通信が10日、伝えた。

 与正氏は2月に開催された党大会で副部長から党総務部長に昇格した。部長昇格後、対外メッセージを発表するのは初めて。

 韓国では、これまでの宣伝・扇動の役割から離れるとの観測も出ていたが、今後も対外向けの宣伝役を続ける模様だ。

 与正氏は「横暴非道な国際的ならず者らの妄動によって全地球的な安全の構図が急速に崩壊し、至る所で戦乱が起こっている重大な時に、韓国で強行されている米韓の戦争演習は、地域の安定をなお一層破壊する結果を招く」と非難した。

 また金総書記が核戦力を念頭に「最も強力な攻撃力が最も頼もしい抑止力になるということは疑う余地のない法則であり、哲理であると既に表明した」と指摘。「敵に我々の戦争抑止力とその致命性に対するイメージを絶えず、繰り返し認識させる」と訴えた。【ソウル福岡静哉】

毎日新聞

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