訪中延期要請のトランプ氏「行きたいのはやまやま」 駆け引き否定

2026/03/17 10:20 

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 トランプ米大統領は16日、3月末から予定していた訪中と習近平国家主席との首脳会談について、1カ月程度延期するよう中国側に要請したと述べた。ホワイトハウスで記者団に明らかにした。対イラン軍事作戦への対応などで米国内にとどまる必要があると説明した。

 トランプ氏は当初、3月31日から4月2日の日程で北京を訪問し、習氏と会談する方向で調整していた。トランプ氏は「行きたいのはやまやまだが、今は(イランとの)戦争が進行中だ。ここ(米国)にいることが重要だ」と応じ、イラン情勢への対応を優先する考えを示した。延期要請は決して駆け引きではないと強調し、「(習氏と)会えるのを楽しみにしている。我々は非常に良好な関係にある」と語った。

 米中は今月15、16日、首脳会談を前にパリで閣僚級の貿易協議を実施した。ベッセント米財務長官は協議後、米メディアのインタビューで首脳会談が延期となる可能性に言及。対イラン攻撃の指揮に関する「実務的な対応」を理由に、「このような時期に海外に行くのは最適ではないかもしれない」と述べていた。

 トランプ氏は14日、イランによる事実上の封鎖が続くホルムズ海峡での船舶の安全確保を巡り、中国などに軍艦の派遣を求める意向を表明。15日の英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューでは、協力の見通しが立たない場合は米中首脳会談を「遅らせるかもしれない」などと語った。【ワシントン浅川大樹】

毎日新聞

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