ゼレンスキー氏が英議会で演説 無人機供与を提案 支援訴え
ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、ロンドンでスターマー英首相、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長と会談し、英議会で演説した。演説では、侵攻を受けるロシアとの戦闘で培ったドローン技術をアピールし、自国産の迎撃ドローンを欧州などに供与できると説明。一方で資金や防空システム「パトリオット」が不足しているとして、改めて支援の必要性を訴えた。
スターマー氏とは、ウクライナが設計した迎撃ドローン「オクトパス」の英国でのライセンス生産を拡大することなどで合意した。
ゼレンスキー氏は、現在の中東紛争でウクライナ侵攻への関心が薄れ、和平交渉も停滞していることに危機感を募らせており、欧州各国を歴訪して結束の確認と支援のつなぎ留めを図っている。
演説では中東紛争を巡り、イランからドローンなどで攻撃を受ける湾岸諸国に対し、ウクライナのドローン対策の専門家200人以上を派遣したことを明らかにした。ロシアがイラン製ドローン「シャヘド」を使用し、イランもドローン戦術でロシアの支援を受けているとみられることから、両国は「憎悪の兄弟であり、兵器の兄弟だ」と断じた。
また、「(製造費が最大で)約5万ドル(約800万円)のシャヘド1機に対し、計1万ドル未満の小型の迎撃ドローン2~3機で撃墜している」として、費用対効果を強調。ウクライナでは1日当たり2000機以上の迎撃ドローンの生産が可能で、うち半数はパートナー国に供給できると述べた。水中ドローンも開発しているという。【ロンドン福永方人】
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