バンス米副大統領「合意なしで戻る」 イラン側に「最終案」残し

2026/04/12 11:43 

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 米国とイスラエルによる対イラン軍事作戦を巡り、バンス米副大統領は訪問中のパキスタンの首都イスラマバードで現地時間12日、記者会見し、イランとの戦闘終結に向けた協議で合意に至らなかったと明らかにし、「我々は合意なしで米国に戻る」と述べて、帰国の途についた。今後、戦闘終結にこぎ着けられるか、先行きは見通せない状況だ。

 ロイター通信などによると協議は、米国とイランの代表団、仲介国パキスタンの3者による対面形式で行われた。

 バンス氏は11日に始まった協議が「21時間」続いたと説明。イラン側は核兵器を保有しないという決意を見せなかったと指摘した。その上で米側は「最終的かつ最善」の合意案を残して帰国するとし、「イラン側がこれを受け入れるかどうか様子を見る」と語った。

 トランプ米大統領は11日の協議開始に先立ち記者団から「良い合意」についての考えを問われ、「核兵器を持たせないこと、それが第一だ」などと述べていた。

 米東部時間11日には、ホワイトハウスで記者団に、イラン側と「非常に突っ込んだ」協議を行っているとする一方で、「イランと合意するかどうかは関係ない。勝ったからだ」と述べていた。

 一方、イラン側でも協議が終了したことが伝えられた。ロイター通信は12日、イランのタスニム通信の報道を引用。パキスタンでの協議が合意に至らないまま終わったと報じた。【ワシントン松井聡、エルサレム松岡大地】

毎日新聞

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