米政権が支持のハンガリー与党が敗北 今後の欧州との関係性は

2026/04/13 20:04 

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 12日に行われたハンガリー総選挙では、トランプ米大統領や政権幹部がオルバン首相への支持を表明して後押ししたにもかかわらず、オルバン氏の与党は大敗する結果となった。

 「オルバン首相とハンガリー国民が必要とするなら、ハンガリー経済を強くするために米国が持つあらゆる経済力を使う用意がある」

 トランプ氏は10日、自身のソーシャルメディアにこう投稿し、盟友であるオルバン氏を「支援」する姿勢を鮮明にしていた。7日には、バンス米副大統領がハンガリーを訪問し、オルバン氏への支持を表明したばかりだった。

 トランプ氏はこれまでも自身のソーシャルメディアなどで、外国の選挙で特定の候補者や政党の支持を表明するなど、露骨な「選挙干渉」を繰り返してきた。

 欧州を巡っては、リベラルな政治を批判。一方で、欧州連合(EU)に懐疑的な姿勢や「反移民」の政策などで共通点の多いオルバン政権や右派政党への肩入れが鮮明になっていた。

 トランプ氏の熱心な支持層である「米国を再び偉大に(MAGA)=マガ」派からも、オルバン政権のキリスト教の価値観を重視する姿勢や反移民の姿勢を「国家運営のモデル」とすべきだとの声があった。

 ただ今回、トランプ氏が支持したオルバン氏の与党が敗れたことで、注目されるのは欧州右派との今後の関係性だ。既に欧州の右派政党の中では、イランでの軍事作戦を巡って、トランプ氏と距離を置く姿勢も出てきており、行方が注目される。【ワシントン松井聡】

毎日新聞

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