高市首相、ベトナムでFOIP新構想表明へ 経済安保を重視

2026/04/22 18:11 

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 高市早苗首相が5月に予定するベトナム訪問で、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の新たな構想を演説で表明する調整に入った。従来の自由、民主主義、法の支配を重視する姿勢に加え、重要鉱物やエネルギーの確保など経済安全保障上の「自律性と強じん性」を打ち出すとみられる。

 2016年に安倍晋三元首相が構想を提唱し、今年で10年を迎えるのを踏まえて発信する。中国が1月にレアアース(希土類)などの輸出規制措置を強化したことも念頭に、経済安全保障を重視する姿勢を明確にする。2月の施政方針演説でもFOIPの取り組みを戦略的に進化させる方針を表明していた。

 首相は大型連休に合わせてベトナムと豪州を訪問し、両首脳と会談。5月下旬にはフィリピンのマルコス大統領を国賓待遇で招待する見通しだ。3カ国はいずれも日本と安全保障や経済安全保障上の協力を強める同志国で、FOIP構想やエネルギー・重要鉱物の安定供給に向けた協力を深める方針。【野間口陽】

毎日新聞

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