タイ最高裁 不敬罪改正で野党44人審理へ 公民権停止の可能性も

2026/04/24 17:33 

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 タイ最高裁は24日、王室への批判を禁じる不敬罪の改正提案を巡り、改革派の最大野党「国民党」のナタポン党首や議員ら計44人の倫理違反に関する申し立てを受理した。6月30日に審理が始まる。倫理違反と判断されれば公民権を停止される可能性がある。

 44人が前身の「前進党」時代に行った提案は立憲君主制を損なう行為だとして、国家反汚職委員会が判断を求めていた。2月の下院総選挙で当選した10人について、最高裁は審理中も職務停止としなかったが、同様の行為があれば見直す可能性にも言及した。

 憲法裁判所は2024年、前進党が23年の総選挙で不敬罪改正を公約に掲げたのは憲法違反に当たるとして解党を命じた。当時のピター党首は公民権を停止された。

 タイでは前進党の前身「新未来党」も20年に解党されるなど、政治改革を掲げる勢力に対し、司法判断を通じた圧力が続いている。【バンコク小泉大士】

毎日新聞

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