トランプ氏、イラン側の新たな提案を「検討」 近く方針示す考え

2026/04/28 09:44 

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 米イランの戦闘終結に向けた協議を巡り、トランプ米大統領は27日、イランがパキスタンを通じて示したとされる新たな提案について、国家安全保障チームの高官らと協議した。ホワイトハウスのレビット報道官が記者会見で明かした。トランプ氏が近く米側の対応方針を示すとしている。

 ロイター通信によると、イランは米側に「段階的な協議」を提案。第1段階として米イスラエルとイランの戦闘を終結させ、米国による再攻撃を受けない保証を求めている。その後、イランは原油輸送の要衝、ホルムズ海峡の事実上の封鎖、米国はイランの港湾の「逆封鎖」をそれぞれ解除。続いてイランの核問題を協議する内容だという。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、トランプ氏はイラン側の提案に懐疑的な見方を示している。ルビオ米国務長官は米FOXニュースで「イランは時間稼ぎをしている」と主張し、核問題の協議の先送りに否定的な考えを示した。

 トランプ氏はイランの核兵器保有阻止を掲げ、ウラン濃縮活動の完全放棄を求めている。WSJによると、トランプ氏は交渉が不発に終わればイランへの再攻撃も辞さない構えをみせているが、戦闘再開は回避したい考えに傾いているという。

 一方、イスラエルと、イランから支援を受けるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの交戦を巡り、ロイター通信は27日、イスラエル軍がレバノン東部での空爆を開始し、攻撃の範囲を拡大させたと報じた。イスラエルとレバノンの停戦合意は16日に発効したが、交戦は続いている。レバノン保健省は26日、レバノン側の死者は2500人を超えたと発表。イスラエル側も兵士や市民に犠牲が出ている。【ワシントン金寿英、ニューデリー松本紫帆】

毎日新聞

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