ウクライナとロシアの一時停戦、またしても不成立

2026/05/12 07:16 

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 トランプ米大統領の呼びかけでロシアとウクライナが合意した一時停戦を巡り、両国は11日、相手が攻撃を続けたとして非難し合った。停戦の試みはこれまでも不調に終わってきたが、今回も成立しなかった。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は11日夜の演説で「今日、前線は静けさとはほど遠かった」と述べ、攻撃が続いたと主張。「ロシアには戦争を終わらせる気が全くない」と非難した。

 一時停戦は9~11日の実施で両国が合意した。だがウクライナ軍参謀本部によると、ウクライナ東部などの前線では9、10日、両軍の戦闘が1日100回以上起きていたという。

 ウクライナメディアによると、10日にあった南部ヘルソン州の集落へのドローン攻撃で女性1人が死亡するなど、長距離攻撃も続いた。

 一方、露国防省も11日、ウクライナが露軍に対してドローン攻撃や砲撃を続けたとして、「停戦を破った」と主張した。

 今回の一時停戦を巡っては、ロシアが対ドイツ戦勝記念日の9日と前日の8日、ウクライナが6日からの停戦を発表したが、いずれも不調に終わった。トランプ氏は8日、自らが直接要請したとして9~11日の一時停戦を発表。ロシア・ウクライナ双方は応じる意向を表明していた。【ベルリン五十嵐朋子】

毎日新聞

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