米国防総省、ポーランド駐留部隊の派遣中止 欧州への関与縮小か

2026/05/14 16:03 

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 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は13日、米国防総省がポーランドに駐留する米軍部隊約4000人の派遣を急きょ中止したと報じた。トランプ米政権は今年1月に公表した国家防衛戦略(NDS)で、欧州への関与を縮小する方針を示していたが、対イラン軍事作戦に伴う米欧関係の悪化で米軍の削減が急速に進む可能性がある。

 報道によると、派遣が中止されたのは南部テキサス州フォートフッド陸軍基地を拠点とする第2機甲旅団戦闘団。今月上旬から一部の部隊の移動が始まっていたが、13日になって派遣中止が米軍内の会議で伝達されて驚きが広がっているという。もともと米欧州軍はこの部隊が通常9カ月間のローテーションを終えた後、交代部隊を派遣しないことなどを提案していた。

 米軍事専門メディア「アーミー・タイムズ」によると、ポーランドには米軍1万人超が駐留している。

 米政権は今月1日にドイツに駐留する米軍約5000人を半年から1年かけて撤収すると発表したばかりだ。イランでの軍事作戦を巡るメルツ独首相の批判的な言動にトランプ米大統領が激怒したことが影響したとみられる。トランプ氏は軍事作戦に批判的なイタリアやスペインの駐留米軍の一部撤収の可能性についても言及している。【ワシントン金寿英】

毎日新聞

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