ソロモン諸島、新首相にワレ氏 親中路線を見直すか、注目集まる

2026/05/15 16:27 

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 南太平洋ソロモン諸島の議会(1院制、定数50)は15日、マネレ首相の不信任決議に伴う首相指名選挙を行い、野党党首のマシュー・ワレ氏(57)を新首相に選んだ。マネレ政権が進めた親中路線を見直すかどうかに注目が集まる。

 ソロモンは2019年に台湾と断交し、中国と国交を樹立。22年には中国と安全保障協定を締結しており、地理的に近いオーストラリアなどは、中国の軍事拠点化を警戒している。

 豪メディアなどによると、ワレ氏は過去、協定を締結したソガバレ元首相を「北京の操り人形」と批判し、協定破棄を訴えるなど、対中路線見直しを訴えてきた。今回の投票では、ピーター・アゴバカ前外務・貿易相(66)を4票差で破り、勝利演説では「国に変革をもたらす」と強調した。

 ただ、ワレ氏は24年の前回総選挙前には、協定破棄について「不必要な問題を引き起こす」と述べ、立場を修正している。豪メディアは、新政権でも親中路線に大きな変化はないとの専門家の見方を伝えた。

 マネレ政権を巡っては、汚職疑惑などへの不満から閣僚の辞任が相次ぎ、議会は今月7日、不信任決議を賛成多数で可決していた。【バンコク国本愛】

毎日新聞

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