世界の難民数4160万人 国連、自立を促す支援に移行へ

2026/06/13 11:50 

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 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、紛争や迫害などによって国外へ逃れることを余儀なくされた難民などを巡る2025年の報告書を発表した。世界の難民数は4160万人で、前年比で約3%減少したものの、7割が長期にわたる避難生活を送り、そのうち大部分が貧困以下の生活を余儀なくされているという。

 難民や国際的保護を必要とする人々の出身国は、アフガニスタン▽南スーダン▽スーダン▽シリア▽ウクライナ▽ベネズエラの6カ国で、7割以上を占めた。

 世界人口における子供の割合は29%だが、難民では39%に達した。難民の受け入れが多い国は、コロンビア(280万人)▽ドイツ(270万人)▽トルコ(240万人)の順だった。国内の別の地域に逃れた国内避難民は6870万人だった。

 出身国に帰還した難民は440万人で、帰還者に関する記録を取り始めた1965年以降、2番目に高い水準となった。アフガニスタンやスーダン、シリアで大幅な増加が報告されている。ただ、受け入れ国の難民を巡る政策が厳格化し、帰還を余儀なくされた人々も多い。

 UNHCRのサレハ難民高等弁務官は、難民に新たな希望と機会をもたらすため、今後10年間で長期的に人道支援に依存している難民数を半数以下に削減する方針を示した。受け入れ国や国際社会への働きかけを通し、自立を促す支援に移行するという。【ニューヨーク三木幸治】

毎日新聞

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