バーナム英首相就任へ 10年で7人目 政権浮揚へ地方分権推進

2026/07/19 20:03 

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 英国で20日、与党・労働党党首のアンディ・バーナム下院議員(56)が新首相に就任する。2024年7月の下院総選挙で14年ぶりに保守党から政権を奪還して以来2年あまりでの首相交代となる。29年までに実施される次期総選挙に向け、地方分権の推進を看板政策に据え、スターマー前首相の下で支持率が低迷した政権の浮揚を目指す。

 英首相は近年、不祥事などによる辞任が続き、10年余りでバーナム氏が7人目の首相。右派ポピュリスト政党「リフォームUK(英国改革党)」が支持率トップを維持する中、政府や2大政党に対する国民の信頼を取り戻すため安定政権を築けるかも焦点だ。

 バーナム氏はこの日、ロンドンのバッキンガム宮殿でチャールズ国王の任命を受けた後、退任するスターマー氏と入れ替わる形で首相官邸に入る。午後にも閣僚メンバーを発表する。

 17年から9年間、イングランド北部マンチェスターの市長を務めたバーナム氏はかねて、中央集権と公共サービスの民営化が地方の衰退を招いたと主張してきた。新政権では首相官邸の一部機能をマンチェスターの拠点に移転する。全国的な地方分権を主導し、各地域の水道、エネルギー企業の公有化などを支援する。

 外交では、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援や、離脱した欧州連合(EU)との関係の再強化など、スターマー前政権の施策を継続する方針だ。

 前政権は世間の関心が高い生活費高騰対策などで目立った成果を上げられず、5月の統一地方選で労働党の大敗を招いて短命に終わった。バーナム政権も国民を失望させる結果になれば、「反移民」の改革党が次期総選挙で政権を握る可能性も現実味を帯びてくる。【ロンドン福永方人】

毎日新聞

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