韓国、中国に北朝鮮問題の協力要請か 王毅氏が訪韓、外相会談

2026/08/19 19:25 

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 韓国の趙顕(チョ・ヒョン)外相は19日、ソウルで中国の王毅外相兼共産党政治局員と会談した。趙氏は北朝鮮との対話再開に向け、中国側に協力を要請したとみられる。王氏の2国間訪問としての訪韓は2021年9月以来、約5年ぶり。

 会談冒頭で趙氏は「朝鮮半島の非核化と平和の実現に向けて努力していく」と強調。王氏も「朝鮮半島の平和と安定のため、引き続き建設的な役割を果たし、必要な努力をしていく」と応じた。その上で「韓国と北朝鮮が徐々に平和と共存に向かい、朝鮮半島の持続的な安定と発展が実現することを願う」と述べた。

 韓国メディアによると、王氏は会談後、記者団に米朝首脳会談の仲介について問われ「北朝鮮と米国の間で決めることだ」と述べた。その上で「米国は長年維持してきた対北敵対政策を転換すべきだ」と指摘した。

 韓国政府はトランプ米大統領が金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記とのやりとりを明かすなど、北朝鮮との対話に意欲を示している状況を生かしたい考えだ。李在明(イ・ジェミョン)大統領は15日の「光復節」の演説で、北朝鮮に「長年の戦争を終わらせるための当事者間の議論」を呼びかけており、中国も「当事者」に含まれているとされる。

 一方、中国側には、改善基調にある韓国との関係をさらに強化するとともに、9月下旬に見込まれる米中首脳会談を前に、北朝鮮問題での存在感を示す狙いもあるとみられる。会談に先立ち、中国外務省の林剣副報道局長は19日の記者会見で、「中韓は隣国であり協力パートナーだ」と述べ、王氏の訪問が関係の深化に資すると強調した。

 王氏は20日に李氏と面会し、魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長とも会談する。【ソウル日下部元美、北京・畠山哲郎】

毎日新聞

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