ネパール・中国大洪水で1300人超が不明 外国人多数が被害か

2026/08/27 15:06 

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 ネパール中部を襲った大規模な洪水で、在ネパール日本大使館は27日、ツアーに参加していたとみられる日本人5人と連絡が取れていないと明らかにした。ネパール当局に捜索と救助を依頼し、情報収集を進めているという。ロイター通信などによると、洪水被害があったネパールと中国では、少なくとも800人の外国人を含む1300人以上が行方不明となっている。被害の全容は分かっておらず、規模はさらに拡大する可能性もある。

 洪水は26日午前にネパールと中国の国境地帯で発生した。ロイター通信などによると、ネパール警察は洪水による死者が少なくとも165人に上ったと明らかにした。ネパール側の行方不明者は外国人600人超を含む826人。中国側では、ネパールと国境を接するチベット自治区シガツェ市キドン県で、土石流により3人が死亡し、外国人260人を含む558人が行方不明になったと報じられている。両国の当局が捜索や救助活動を進めている。

 ネパール側で行方不明になった外国人の出身国は、少なくとも25カ国に上る。巡礼に向かう旅行者が多く訪れていたとみられ、このうち177人がインド国籍だった。ほかに行方が分からないのは、米国人63人、オーストラリア人34人、英国人33人など。多くの治安当局員や水力発電所の作業員らとも連絡が取れなくなっている。

 チベット自治区からネパール中部のラスワ郡へ流れる河川で発生した洪水は、多数の家屋や発電所などのインフラ施設を押し流した。ネパール当局によると、19の橋と道路が40キロにわたり損壊した。

 洪水の原因は不明だが、土砂崩れにより川がせき止められた後、決壊して洪水につながった可能性があると報じられている。周辺では2次災害が懸念されている。

 高市早苗首相は27日、X(ツイッター)で洪水について「皆様の状況を案じ、かけがえのない命が守られますよう、ひたすらに祈っています」と投稿した。【ニューデリー松本紫帆、北京・畠山哲郎】

毎日新聞

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