柳条湖事件95年、中国で式典 「国辱の日」邦人に高まる警戒

2026/09/18 15:18 

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 満州事変の発端となった柳条湖事件から95年を迎えた18日、事件が発生した中国東北部・遼寧省瀋陽市の「9・18歴史博物館」で記念式典が開かれた。国営新華社通信によると、中国共産党政治局員の李鴻忠・全国人民代表大会常務副委員長ら約1000人が参加した。中国ではこの日は日本の侵略を許した「国辱の日」とも呼ばれる。反日感情が高まりやすい時期とされ、在留邦人の間で警戒感が強まった。

 党機関紙「人民日報」は同日、「病根を取り除かなければ、日本に未来はない」との見出しで、「侵略の史実を直視」するよう日本に求める記事を掲載。政治家の靖国神社参拝や高市早苗政権下での防衛力強化を非難し、「歴史認識のゆがみが、日本で『新型軍国主義』が台頭する思想的な病根だ」と主張した。

 2年前の9月18日には、南部・広東省深圳市で深圳日本人学校に通う男児(当時10歳)が登校中に刺されて死亡する事件が発生。関係者によると、同学校は昨年に続き、この日を休校とした。北京市の在中国日本大使館も、外出の際は安全確保に努めるよう注意を呼びかけた。

 柳条湖事件は1931年に発生。旧日本軍の関東軍が南満州鉄道を爆破し、中国側の犯行だとして軍事行動を拡大、その後中国東北部を占領し「満州国」を建国した。【北京・畠山哲郎】

毎日新聞

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