「今、緊張緩和に向けた措置が必要」 ゼレンスキー氏が国連演説

2026/09/24 17:38 

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 ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、米ニューヨークで開催中の国連総会の一般討論で演説した。「早ければ来年にも、人工知能(AI)が戦場で何が起きるかを決定するようになるかもしれない」との見方を示し、加速するAIの軍事利用に警鐘を鳴らした。

 ゼレンスキー氏は、ロシアの侵攻開始以降、急速に拡大した戦闘での無人航空機(ドローン)利用を念頭に「2022年から戦争の何もかもが変わった」と指摘。「殺傷武器の急速な発展は国際的な脅威となっている」と訴えた。

 ロシアとの停戦交渉に関しては「冬になる前の今、緊張緩和に向けた措置が必要だ」と強調した。今年に入りロシアから受けた攻撃は、ミサイル2100発とドローン6万3000機に上ったという。冬を前にウクライナの電力施設を狙った攻撃が増え、市民の生活に多大な影響が出ることに懸念を示した。

 ◇北朝鮮兵の捕虜、韓国に引き渡し

 また、ゼレンスキー氏はロシア軍に47カ国の国民が兵士として加わっていると指摘し、北朝鮮をはじめインドやスーダン、キューバなどの国を挙げた。

 これらの国から捕虜を帰国させてほしいと要請があるとした上で「プーチン(露大統領)があなたの市民を使って何をしているか知っているはずだ。彼らを戦場で死なせないでください」と呼びかけた。

 北朝鮮兵の捕虜については「最近、韓国に引き渡した」とも明らかにした。25年1月に2人がウクライナ当局に拘束され、捕虜となっていた。韓国メディアによると、2人は韓国行きを希望していた。

 ゼレンスキー氏は「捕虜の1人は自殺を図ろうとし、死ねなくてショックを受けていた。(北朝鮮は)彼らから自由を奪い、死なねばならないという恐怖に駆り立てている」と北朝鮮を批判した。【ベルリン五十嵐朋子、ソウル福岡静哉】

毎日新聞

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