自民・尾辻秀久氏の三女を立憲民主が推薦へ 参院選・鹿児島選挙区

2025/01/14 19:31 

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 立憲民主党は14日の執行役員会で、夏の参院選鹿児島選挙区(改選数1)で自民党現職の尾辻秀久前参院議長の三女、朋実氏(43)を推薦すると決めた。朋実氏は立憲に入党しているが、無所属で立候補する。

 秀久氏は夏の参院選に立候補せず引退する意向だ。関係者によると朋実氏は当初、自民からの立候補を目指して県連の公募に応募したものの選ばれず、自民は元職の園田修光氏(67)の擁立を決めた。

 会合後、立憲の大串博志代表代行は記者団に、朋実氏について「党として考える社会像や政策に賛同いただけるかが大切。足並みをそろえてやっていただけると判断した」と述べた。

 立憲は国会議員の世襲を禁止する法案を提出しているが、朋実氏については「野党系で出る。(秀久氏の)地盤・看板を引き継ぐ関係には全くない」と説明した。政治資金を巡り「法案で示したような(資金の継承を制限する)考え方は世の中の目としてある。頭に置いていただきながら適切に選挙戦を戦っていただけると思う」と述べた。

 参院選では他に、福井選挙区に藤原和士氏、山梨選挙区に藤原伸一郎氏、佐賀選挙区に富永明美氏(いずれも改選数1で新人)を公認候補として内定し、福岡県知事選で現職の服部誠太郎氏を推薦することも決めた。【池田直】

毎日新聞

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