国民民主との協議停滞 立憲幹事長「玉木氏の役職停止が一因」

2025/01/14 18:37 

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 立憲民主党の小川淳也幹事長は14日の記者会見で、今夏の参院選を見据えた国民民主党との政策協議が始まらないのは国民民主の玉木雄一郎代表が党役職停止中であることが一因だとの認識を示した。「トップマネジメントの関係で、コミュニケーションをとる必要があるという現状で足踏みしている」などと語った。

 協議開始に向けた政調会長間の事前調整は「比較的スムーズに進んでいる」と説明した。その上で「玉木さんがああいう状態で」と述べ、玉木氏が知人女性との不倫報道を経て3カ月間の党役職停止中であることが支障となっているとの認識をにじませた。「代表、代表代行、幹事長を含めた党のトップマネジメントと、政調会長以下との関係性で、いろいろな判断や議論がある」とも語った。

 協議について「可及的速やかに開始し、今国会の早い段階で着地したい」とし、参院選では「1人区でのバッティングは必ず避けたい」とも言及。立憲、国民民主両党の支援団体である連合に対し、1人区候補への推薦決定は両党間の調整がつくまで待つよう非公式に要請したと明かした。

 協議が始まらない理由について、国民民主の榛葉賀津也幹事長は4日の記者会見で「(立憲政調会長の)重徳(和彦)さんのチームの中でバラバラだから困る」と述べるなど、立憲側に問題があると主張している。【池田直、田辺佑介】

毎日新聞

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