福岡県知事選、23日投開票 現新4人立候補、事実上の一騎打ち

2025/03/23 07:15 

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 任期満了に伴う福岡県知事選は23日、投開票される。現職、新人の計4人が立候補しており、いずれも無所属で、再選を目指す服部誠太郎氏(70)=自民、立憲民主、国民民主、公明、社民推薦=と、新人の弁護士、吉田幸一郎氏(45)=共産支持=の事実上の一騎打ちとなっている。

 服部氏の県政運営の評価のほか、地域振興や経済対策、子育て支援などが主な争点。服部氏が進める、人と動物の健康増進を一体的に図る「ワンヘルス」政策の是非も問われる。

 「オール与党」態勢で臨む服部氏は、連合福岡など100を超える団体から支持を取り付けて組織戦を展開。「人を育て、産業を育て、安全安心なまちをつくる」と主張する。

 吉田氏は若年層の支持獲得を目指し、福岡市や北九州市などの都市部を中心に街頭演説を実施。県政刷新のため、「世代交代が必要だ」と訴える。

 前知事が病気のため任期途中で辞職し統一地方選から外れるなどした結果、前回選挙(2021年)の投票率は29・61%と過去最低となった。投票率の行方も注目される。5日現在の選挙人名簿登録者数は420万5326人。【森永亨】

毎日新聞

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