石破首相、G7サミット開催地カナダに到着 自動車関税交渉が焦点

2025/06/16 08:59 

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 石破茂首相は15日夕(日本時間16日午前)、政府専用機でカナダのカルガリー空港に到着した。16日に西部アルバータ州カナナスキスで開幕する主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席する。

 カナナスキスでは16日、トランプ米大統領と2回目の会談に臨む見通し。会談は2月のワシントン以来で、米国による関税措置を巡り、日本が最重視する自動車関税で米側の妥協を引き出せるかが焦点となっている。

 石破首相は出発前に記者団に「一層厳しさを増している国際情勢など多くの課題について率直に話をしたい。G7として結束して課題に当たっていくことが一番重要だ」と強調。日米関税交渉については「日米双方にとって利益になるような合意が実現するように最大限の努力をしたい」と述べた。

 石破首相は議長を務めるカナダのカーニー首相や、ドイツのメルツ首相らと個別に会談する予定。このほか会議に招待されたウクライナのゼレンスキー大統領、韓国の李在明(イジェミョン)大統領らとも会談する調整をしている。【内田帆ノ佳、カルガリー田所柳子】

毎日新聞

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