万博の評価は? 99点からマイナス100点まで 大阪で政治討論会

2025/06/29 15:39 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 参院選(7月3日公示、20日投開票)を前に、関西プレスクラブは29日、大阪市内で「政治討論会」を開いた。9党の政党幹部らが出席し、社会問題や経済対策、大阪・関西万博の評価などについて議論を交わした。

 大阪・関西万博への評価について、日本維新の会の岩谷良平幹事長が9人中最高の「99点」を、共産党の山下芳生副委員長が最低の「マイナス100点」をつけた。

 立憲民主党の尾辻かな子政調副会長は「50点」とした上で、評価の理由について「財政的に黒字になるか、赤字になるか不透明だ。下請け企業の未払い、夏の熱中症対策など運営の課題がある。カジノのためのインフラ整備になっていないか」と述べた。

 維新の岩谷幹事長は「(万博は)大阪再生の象徴だ。入場制限が検討されるほどにぎわっており、大成功だと思っている。子どもたちが体験し、財産にするのがレガシーだ。マイナス1点は『混みすぎている』という苦情があるからだ」と述べた。

 出席したのは、自民党の細野豪志政調会長代理▽立憲の尾辻政調副会長▽維新の岩谷幹事長▽国民民主党の川合孝典幹事長代行▽公明党の石川博崇参院幹事長▽れいわ新選組の八幡愛衆院議員▽共産の山下副委員長▽参政党の神谷宗幣代表▽社民党の大椿裕子副党首――の9人。日本保守党は欠席した。【藤河匠、面川美栄】

毎日新聞

政治

政治一覧>