国民・玉木代表「現役世代から豊かに」 第一声で経済政策を強調
3日公示された参院選で、国民民主党の玉木雄一郎代表は東京都港区のJR新橋駅前で第一声を行い、「現役世代から豊かになろう」として所得税の控除額引き上げを訴えた。演説の概要は以下の通り。
私たちが他の政党と違うことは特に二つあります。
一つは圧倒的に現役世代の皆さんを支えていこうという方針を明確に出していることです。
なぜ私たちが現役世代から豊かになろう、というメッセージを出しているかというと、親の介護やってるのは誰ですか。子育てしてるのは誰ですか。この国の成長とイノベーションを生み出したのは誰ですか。
皆さんですよ、現役世代です。その現役世代を支えなければ、その現役世代が支える高齢者も不安になっていきます。年金も減ります。医療や介護も細っていくんですよ。
だから、私たちは2万円を、4万円を、選挙の前に配るのではなくて、この国を支えている現役世代が頑張れば報われる、自分たちが努力すれば夢はかなうんだと思えるような社会を作り上げていきたい。
二つ目に、私たちが他党と違うのは、この国の未来をつくる力強い日本経済を復活させる成長戦略を持っていることです。もちろん当面の物価高騰対策は必要です。
でもね、皆さん冷静に考えてください。いろんなものの値段が上がっているから、原材料も上がっているから、適正な価格転嫁がなければ利益も出ないし、何より賃上げの原資は出てこないんですよ。
だから、物価が上がることそのものを敵視すべきではなくて、本質的な問題は、その物価高騰をカバーできる所得や手取りの増加がないことが問題なんですよ。
だから私たちは物価高騰対策と同時に、この選挙戦でも経済成長戦略を示しています。
その柱の一つが、手取りを増やす経済政策です。具体的には「103万円の壁」、少し動きましたがまだまだ不十分。
これを皆さんにお約束した178万円まで所得制限なく引き上げることができれば、ここにいらっしゃる皆さん全ての年間の手取りが10万円から22万円増えますから。
まずこれをやりましょう。178万円までの控除額の引き上げが実は最も皆さんの懐を潤す政策になっています。
同時にこの政策は、単に皆さんの手取りが増えるだけじゃなくて、働き控えがなくなりますから、稼ぎたい人はもっと稼げる。働きたい人はもっと働けるようになる。人も雇えるようになるので、日本経済は成長するんですね。
最大の日本経済の問題は何ですか。人手不足でしょう。30年も前にできた古い税制の基準が、働きたいのに働きたい人を邪魔してわざわざ働く時間を就労調整で短くしている。
ばかばかしいじゃないですか。それで人手不足だと言って、外国人労働者に頼る。これね、順番が逆ですよ。まず、働きたいと思っている現役世代、働きたいと思ってる若い人がちゃんと働けるようにする、そっちが皆さん先だと思いませんか。
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