小泉農相「比較第1党、胸を張るものではない」 自民参院選大敗

2025/07/22 12:25 

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 小泉進次郎農相は22日の記者会見で、自民党が大敗した参院選の結果について「比較第1党という表現を(石破茂)首相も(森山裕)幹事長もしているが、そこに胸を張るのではなく、過半数を達成しなければいけないという目標を達成できなかったことを重く受け止めるべきだ」と述べた。

 小泉氏はその上で、「この結果を国民から突きつけられたことに真摯(しんし)に向き合って、我々に足りないものは何であったのか、しっかりと向き合った上で前に進めなければいけない」と語った。

 参院選で自民、公明両党は参院全体の過半数を維持できる50議席を下回り、衆院に続いて参院でも少数与党に転落した。首相は自民が参院でも比較第1党にとどまったことを理由に挙げ、続投する意向を表明した。

 小泉氏は首相の続投方針について「最終的には政治家の責任の取り方は、政治家一人一人が向き合うべき、重い判断だ」と指摘。自身が昨年の衆院選大敗の責任を取り、選対委員長を辞任したことに触れた上で、「これは政治家としての私の判断だ。どのような判断をなされるかは、まさに政治家としての判断だ」と述べるにとどめた。【中津川甫、渡辺暢】

毎日新聞

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