高市首相「強い経済を実現する」 補正予算案を提出、国会審議入り

2025/12/08 19:03 

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 政府は8日、経済対策を裏付ける2025年度補正予算案を臨時国会に提出し、審議入りした。高市早苗首相は衆院本会議で「責任ある積極財政」の考え方を強調し、物価高対策や投資促進策により「安全で安心な社会と強い経済を実現する」と訴えた。政府・与党は17日までの会期中の成立を目指している。

 補正予算案編成を巡っては、首相が14兆円程度だった財務省の原案を押しのけて自ら規模拡大を主導した。一般会計の歳出は18兆3034億円で、歳入の6割は借金に当たる国債を11兆6960億円追加発行して賄う。

 立憲民主党の安住淳幹事長は「中身よりも規模ありきで予算案の編成を指示したのか」と批判し、修正案や組み替え動議を提出する方針を表明。首相は「戦略的な財政出動として真に必要な施策を積み上げた結果だ。各党からの提言も一部盛り込まれた」と反論した。【田中裕之】

毎日新聞

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