パナソニック野球部、来季限りで休部へ プロ選手複数輩出の名門

2025/12/08 16:01 

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 パナソニックは8日、社会人野球の日本選手権で歴代最多43回の出場を誇り、2度の優勝経験がある野球部を2026年シーズン限りで休部にすると発表した。

 パナソニックホールディングス(HD)は5月に示した「構造改革」の一環で、国内外で人員を1万人規模削減すると発表している。会社は休部について、グループ経営改革の一環とし、野球部の成績が近年振るわなかったことも理由に挙げている。

 野球部の本拠地は大阪府門真市。軟式を経て、1952年に硬式となった。60年の都市対抗大会で準優勝し、日本選手権は2000、05年に優勝を果たした。都市対抗出場は57回を数える。08年秋の社名変更に伴い現在のチームになった。

 プロ野球選手を多く輩出し、OBには阪急で13年連続で盗塁王を獲得した福本豊さんや、阪急で新人王に輝くなど投手として活躍した山口高志さんらがいる。

 チームは、24年に都市対抗と日本選手権の2大大会出場をともに逃した。今季は2年ぶりに都市対抗出場を果たしたものの1回戦で敗れ、日本選手権出場はかなわなかった。【円谷美晶】

毎日新聞

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