立命館vs同志社総合定期戦 26年の呼称は「立同戦」 勝者名を先に
京都の名門私大、立命館大と同志社大が各部活による直接対決をポイントで競う総合定期戦は、立命館大が勝利し、この定期戦の2026年の呼称が「立同戦」に決まった。双方の学内で自校名を先にする呼び方をしているが、今回負けた同志社大体育会本部は26年の1年間「同立戦」ではなく、「立同戦」として試合をPRすることになる。
総合定期戦は40以上の体育会所属団体が参加。前回は1995年にあったが、立命館大が学園創立125周年、同志社大が創立150周年を迎えたことを受け、30年ぶりに学生らが企画した。
25年1~12月にあった各部活の直接対決を、勝利は3ポイント、引き分けは1ポイント、負けは0ポイントで計算し競った。硬式野球、サッカー、アメリカンフットボール、ラグビーの4競技は「集客強化試合」としてポイントが2倍。対決を盛り上げるため、負けた側は翌年1年間、勝った側の呼び名で試合をPRすることした。
12月7日に京都市上京区の同志社大今出川キャンパスで行われた閉会式には両大学合わせて約80人が出席。86対65で立命館大が勝利したと発表された。
夏にはポイントが伯仲していたが、8月の男子サッカー部の試合で立命館大が2―1で勝利し流れが傾いたという。その後にあった集客強化試合でも立命館大が勝利を重ね、差を広げた。
26年以降も総合定期戦は行われる予定だといい、勝利した立命館大体育会本部の笠井深智委員長(4年)は「宿敵・同志社大と競い勝利を収めた。今後も立命館大が勝ち続けて欲しい」と優勝トロフィーを手に語った。
同志社大で25年度体育会本部委員長を務めた北原礼菜さん(4年)は「非常に悔しい」としつつも「今年で終わりではない。同立戦の呼称を奪還してほしい」と後輩らに託した。【水谷怜央那】
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