松、梅、南天飾り付け 地元小学生が特産の竹で門松づくり 北九州

2025/12/08 09:45 

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 北九州市立合馬小学校(小倉南区)で5日、6年生10人が地元特産の竹を使って門松をつくり、一対を校舎玄関に設置した。年明けまで飾られる。

 同校では1984年から毎年、伝統や文化などを学ぶ体験学習の一環として、児童が門松づくりを続けている。

 児童たちは、同小PTA顧問で農業を営む立石望さん(67)の指導で竹で囲った土台を作成。その中に1・7~2・1メートルの長さの違う青々とした3本の竹を立て、真剣な表情で葉ボタンや松、梅、南天などを飾り付けた。

 高さ約2・1メートル、直径90センチの一対の門松を完成させた川原聡恭さん(12)は「思った以上に立派な門松ができた。地元の竹が一つの作品になるのはすごいし、うれしかった」と笑顔だった。

 竹細工や竹灯籠(とうろう)なども製作する立石さんは「竹を利用すればいろんなものができる。これからも地元の竹に興味を持ってもらえたら」と話していた。【斎藤毅】

毎日新聞

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