「1万人の第九」今年も開催 「歓喜の歌」大阪城ホールで高らかに

2025/12/07 21:13 

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 師走の風物詩「サントリー1万人の第九」(MBS主催、毎日新聞社など後援)が7日、大阪城ホール(大阪市中央区)で開かれた。世界最大規模の合唱コンサートで、今回が43回目。6~98歳の参加者が総監督・佐渡裕さんの指揮で「歓喜の歌」を高らかに響かせた。

 会場では、歌手の一青窈(ひととよう)さんが「ハナミズキ」などを熱唱。三重県立宇治山田高の生徒らが約1万人の合唱団と共演した。俳優の蒼井優さんは、シラーの「歓喜に寄せて」を訳編した「よろこびのうた」を朗読した。

 このほか、プロ野球で2年ぶりのセ・リーグ優勝を果たした阪神タイガースの小幡竜平選手が登場し、合唱団にエールを送る場面も。ラデツキー行進曲の途中に球団歌「六甲おろし」が挿入される編曲で演奏され、阪神ファンで知られる佐渡さんの指揮で歌声が響きわたった。

 司会は俳優の松岡茉優さんら。コンサートの様子は20日午後4時からMBSテレビほかTBS系で全国放送される。【谷口豪】

毎日新聞

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