今年も「東海強し」の1年 坂口裕之選考委員長講評
社会人野球を統括する日本野球連盟(JABA)は8日、2025年度の社会人野球表彰(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社共催、シチズン時計、ネクストベース協賛)の受賞者を発表した。選考委員会の坂口裕之選考委員長(日本野球連盟アスリート委員会委員長)の講評は以下の通り。
今年も「東海強し」の1年となりました。都市対抗決勝は王子と三菱自動車岡崎の東海対決となり、いずれも投手力の高さが印象的でした。日本選手権は、ヤマハが打力を発揮して制しました。JABA主要11大会も、ヤマハが2大会を制するなど東海勢が半数以上の6大会で優勝しました。ここ数年、東海勢の活躍が顕著ですが、今年もヤマハを中心にその強さは際立っていました。
大会結果を反映し、ベストナインも10人中7人が東海地区からの選出となりました。若い投手陣をしっかりリードした王子の細川捕手ら魅力ある選手が選ばれました。Honda鈴鹿の畔上選手の10年目での初受賞は毎年成長を続けてきたことの証左です。13年目のヤマハの矢幡選手も9年ぶりの受賞で衰えのないところを見せました。一方、王子の柴崎選手、ヤマハの土山選手はルーキーイヤーから活躍しての受賞で、世代的にもバランスのよい顔ぶれが並んでいます。
昨年は近畿地区からの選出はありませんでしたが、今年は日本生命から2人が選ばれました。都市対抗で接戦を制して4強入りし、50回の節目を迎えた地元大阪での日本選手権で決勝に進出して進化を示しました。関東地区のチームは世代交代の時期を迎え、新たなチーム作りに取り組んでいる印象を受けましたので、来年が楽しみです。
全日本クラブ選手権はマツゲン箕島硬式野球部が2連覇しました。常勝チームの誕生は、ほかのクラブの刺激となります。都市対抗で橋戸賞に輝いた王子の九谷投手がクラブチーム出身であることが示すように、クラブのレベルは年々上がっています。来年は節目の50回大会で準決勝、決勝の舞台は東京ドームです。さらなる盛り上がりに期待しています。
◇ ◇
10日に東京都内で行われる表彰式の模様は毎日新聞デジタル(https://mainichi.jp/ama-baseball/awards2025)で無料ライブ配信する。
-
パナソニック野球部、来季限りで休部へ プロ選手複数輩出の名門
パナソニックは8日、社会人野球の日本選手権で歴代最多43回の出場を誇り、2度の優勝経験がある野球部を2026年シーズン限りで休部にすると発表した。 パナソニ…スポーツ 3時間前 毎日新聞
-
ヤマハの佐藤廉が15年ぶり2桁で最多勝利投手 社会人野球年間表彰
社会人野球を統括する日本野球連盟(JABA)は8日、2025年度の社会人野球表彰(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社共催、シチズン時計、ネクストベース協賛)の…スポーツ 5時間前 毎日新聞
-
メジャー挑戦の高橋光成、野球もクマもアドバイス 故郷の群馬で
プロ野球西武の高橋光成投手(28)が7日、出身地の群馬県沼田市で、野球少年・少女らと交流した。トークショーでは野球のアドバイスとともに、出没が相次ぐクマへの注…スポーツ 6時間前 毎日新聞
-
滋賀県初のJリーグチーム誕生なるか レイラック、初昇格へ王手
滋賀県初のJリーグチーム誕生に向け、JFLのレイラック滋賀が7日、彦根市松原町の平和堂HATOスタジアムで、J3アスルクラロ沼津(静岡)との入れ替え戦第1戦に…スポーツ 8時間前 毎日新聞
-
立命館vs同志社総合定期戦 26年の呼称は「立同戦」 勝者名を先に
京都の名門私大、立命館大と同志社大が各部活による直接対決をポイントで競う総合定期戦は、立命館大が勝利し、この定期戦の2026年の呼称が「立同戦」に決まった。双…スポーツ 9時間前 毎日新聞













