ヤマハの佐藤廉が15年ぶり2桁で最多勝利投手 社会人野球年間表彰

2025/12/08 14:00 

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 社会人野球を統括する日本野球連盟(JABA)は8日、2025年度の社会人野球表彰(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社共催、シチズン時計、ネクストベース協賛)の受賞者を発表した。

 日本選手権で優勝して最高殊勲選手賞(MVP)に輝いたヤマハのエース左腕・佐藤廉投手が12試合で10勝を挙げ、最多勝利投手賞に輝いた。2桁勝利は15年ぶり。今季からコーチ兼任となったHonda鈴鹿で10年目の畔上翔選手は、6本で最多本塁打賞を獲得した。2人はベストナインとのダブル受賞となった。

 最優秀防御率賞は、都市対抗大会で21年ぶり優勝の原動力となった王子の新人左腕・樋口新投手が防御率1・25をマークして受賞。首位打者賞は、日本新薬の浜田竜之祐選手が打率4割1分3厘で獲得した。最多打点賞はHonda熊本の4番・古寺宏輝選手が18打点で手にした。

 指名打者を含むベストナインは、9人が初受賞した。ヤマハから佐藤投手を含む最多4人を選出。都市対抗で首位打者賞、日本選手権では打撃賞に輝いた相羽寛太遊撃手と新人の土山翔生二塁手が選ばれた。コーチ兼任で13年目の矢幡勇人外野手は、9年ぶり2度目の受賞となった。

 王子は10年目の細川勝平捕手、都市対抗で若獅子賞を獲得した新人の柴崎聖人外野手が入った。日本選手権で準優勝した日本生命からは、主将の木倉朋輝一塁手、松本渉外野手が受賞した。

 プロ野球・ソフトバンクから5位指名を受けたJR東日本の高橋隆慶選手は三塁手で受賞、畔上選手は指名打者で獲得した。

 表彰は、都市対抗と日本選手権、全日本クラブ選手権、優勝チームに日本選手権出場権が与えられるJABA主要11大会の成績を基に選考した。

 表彰式は10日に東京都内で行われ、毎日新聞デジタルの特集ページ(https://mainichi.jp/ama-baseball/awards2025)でライブ配信する。【円谷美晶】

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