首相、年明けの衆院解散は見送りの公算 通常国会1月23日召集

2025/12/25 20:47 

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 政府は25日、2026年の通常国会を1月23日に召集する方針を固め、与野党に伝達した。会期は150日間で、延長がなければ6月21日までとなる。政府・与党は過去最大となる26年度予算案を25年度内に成立させることを優先させるとみられ、高市早苗首相が年明けの衆院解散・総選挙を見送る公算が大きくなった。首相は25日の政府与党政策懇談会で予算案と関連法案について「速やかな成立を目指す」と語った。

 これに先立ち自民党の梶山弘志国対委員長は25日、立憲民主党の笠浩史国対委員長と国会内で会談し、1月23日召集の政府方針を伝えた。笠氏は会談で、25年通常国会で初めて実施した各省庁の所管事項を専門的に質疑する予算委員会の「省庁別審査」を今回も実施することや、党首討論を4~6月に毎月開催することなどを求めた。梶山氏も前向きに検討する考えを示した。

 また、25年通常国会で解任決議が可決して自民から立憲に移った衆院財務金融委員長ポストについて、笠氏は求めがあれば自民側へ戻す意向も示した。【森口沙織、池田直】

毎日新聞

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