米国防総省は中国の軍事活動についての年次報告書を発表しました。報告書では、中国が２０２７年末までに台湾を巡る戦争に勝利する能力の獲得を見込んでいるとの分析結果を示しています。１分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「中国の軍事力と台湾情勢」について解説します。

Ｑ　年次報告書ではどんなことに触れているの？

Ａ　中国が２０２７年末までに台湾を巡る戦争に勝利する能力の獲得を見込み、「着実に前進している」との分析結果を盛り込みました。

Ｑ　中国軍の目標をどう分析しているの？

Ａ　台湾を巡る戦争で少ない損失で勝利することや、米軍の介入阻止に向け、核を含む抑止力でけん制する能力を確立することだと指摘しています。

Ｑ　中国は核弾頭をどれくらい所有しているの？

Ａ　中国の核弾頭は昨年の時点で約６００発台前半とされ、２０３０年までに１０００発を超えると予測されています。

Ｑ　中国はどんなミサイルを持っているの？

Ａ　中国軍は「東風３１」という大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）を１００基超配備しており、これには核弾頭の搭載が可能です。