日本版DBS運用開始まで1年 認定マーク「こまもろう」発表

2025/12/25 16:41 

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 こども家庭庁は25日、子どもと接する仕事に就く人の性犯罪歴を確認する「日本版DBS」に取り組む事業者が掲示するマーク「こまもろう」を発表した。フクロウがモチーフで、大きな目で子どもを守ろう、ということで名付けられた。

 日本版DBSはこども性暴力防止法に基づく制度で、1年後の2026年12月25日に運用が始まる。学校や認可保育所などの公的施設は取り組むことが義務づけられ、任意で国の認定を受けた学習塾や放課後児童クラブなどの民間事業者も対象となる。

 マークは、法定事業者がピンク、民間の認定事業者が青のデザイン。「こまもろう」は大きな黒い瞳と、子どもを守るために張り巡らされたアンテナをイメージしたとがった頭の形が特徴で、「こどもをまもろう」「みんなでまもろう」がキャッチフレーズという。

 この日の発表会には、「こまもろう一日アンバサダー」として、お笑いタレントのダンディ坂野さんが登壇。子どもが被害に遭う性犯罪について、「高校生の娘と小学生の息子がいるので、人ごとではないと感じている。認定マークがあれば安心で、判断基準にもなる」と話した後、持ちネタを交え「子どもを守るマークをゲッツ」と呼びかけた。【近森歌音】

毎日新聞

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