衆院茨城5区 前回落選の石川氏、自民公認で出馬目指す 保守分裂か
高市早苗首相が23日召集の通常国会冒頭で衆院解散を検討していることを受け、2024年10月の前回衆院選で茨城5区(日立市など)から自民党公認で出馬し落選した元副デジタル相の石川昭政氏(53)は13日、毎日新聞の取材に応じ、次期衆院選に自民党からの立候補を目指す考えを明らかにした。石川氏は24年9月の党総裁選で高市氏の選対事務局長を務めた。この時の総裁選で高市氏は敗れたものの、石川氏は「高市政権を作った者の一人として政権基盤を安定させたい。これまで携わったデジタル政策をさらに進めたい」と話した。一方、党県連は5区で石川氏以外の候補者を公募する方針で保守分裂の可能性が出てきた。
石川氏は党職員を経て、12年の衆院選で5区から出馬して以来、4期連続で当選。しかし5選を目指した24年は小選挙区で国民民主党現職の浅野哲氏(43)に敗れ、比例復活もできなかった。
その後、自民県連は25年10月の総務会で、次期衆院選の公認候補予定者となる5区支部長に石川氏を選任しないことを決定。新しい支部長を公募する考えを示していた。
石川氏は取材に「公募は(衆院選までに)間に合わないだろう」との見方を示し、県連が自身の公認を拒んでも直接党本部に申請する考えを示した。5区支部長から外された経緯については「4選したが、このうち3回は比例復活。小選挙区で勝てないのは不徳の致すところだが(労組が強い)選挙区事情を考慮してほしかった。誰が出ても厳しい選挙区だ」と指摘した。
県連の海野透会長は毎日新聞の取材に「もし党本部で(石川氏を)公認するなら(県連として)対立候補を立てる」と述べた。【田内隆弘、鈴木敬子】
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